学会発表では論文のスタイルに引っ張られすぎるな-学会で症例報告するときに気をつける3つのこと②
今行われている臨床試験を知る-Web上の臨床試験の公開データベース
前もって研究計画を公開データベースに登録することは、論文になった時にHARKingなどの不正をしていないことを示すことになる。多くの前向き研究が公開データベースに登録されているが、逆に言えばそのデータベースを検索すると、今行われている研究を知ることができる。ClinicalTrials.govとUMINを紹介。
研究の症例数計算をなぜ/どう事前にするのか-仮説検証の妥当性を高める、無駄を省く
仮説検証的研究は特定の仮説を検証するために事前に研究デザインや解析方法などを緻密に設計します。 その中で、特に第三相の治験のような大規模なRCTでは、事前にどの程度の症例数をリクルートすれば、検証したい仮説を示すことができるかまで計算し、設...
仮説探索的研究と仮説検証的研究-solanezumab治験論文を例に
特定の仮説が正しいかを検証するために実施される仮説検証的研究と、新たな仮説を見い出すために実施される仮説探索的研究。研究方法や論文としてどのような違いが生じるのか、アルツハイマー病の治療薬として期待されたsolanezumab治験の論文を例に説明。
事前に仮説/アウトカム/解析プランを立てれば研究の質が上がる-多重比較、HARKing
研究計画を立てる際、研究デザインをどうするか、アウトカムは何か、どう解析するかまで計画してる?事前にこれらを意識する事で研究の質はグッと上がる。しかしこれを意識していないと、研究の質が下がるどころか、研究不正の誘惑まで・・・
学会発表で出てきた参考文献を探すために控えるべき最小限の情報と検索の方法
学会発表で提示された先行研究の論文、あとで調べて読みたいと思いますよね?そのためにどんな情報を最低限控え、どうやって検索したらいいでしょう。①著者、雑誌名、年の組み合わせ、②PMIDという観点で見ました。
PubMedで文献検索を効率よく行う適切な検索ワードの作り方
いざPubMedやCochrane Libraryで調べようとしても、どんなキーワードを使って検索すればいいかパッと出てこない、ということがあります。適切な英語の検索ワードを作るために、①PECO/PICO、②二次情報、③MeSH databaseを利用する方法を紹介します。
日本は海外より臨床研究端にくいかもしれないが、日本/所属/自分には強みもある
日本は欧米に比べて研究環境が整っていない。確かに事実かと思います。でも日本、あるいは自分や所属施設にも何かしらの強みがあるはず。それが日本での研究の成功につながるかも。
クリニカルクエスチョン解決のためにガイドライン/Cochrane/PubMedをフル活用する
よく臨床でクリニカルクエスチョン(CQ)にぶつかると思う。その時、その答えをどう探すかを知らない研修医が意外と多い。
CQの答えをどこをどんな基準で探すか、の一例を、ガイドライン/Cochrane/Pubmedで実例紹介。
日本人に馴染みない英語論文の作法-Structured abstract; double space; Font
英語論文の投稿規定などをみていると、馴染みのない指定がある。大学院生から質問を受けたそんな例として、①structured abstract、②double space、③Serif/Sans-Serif Fontについて紹介。
投稿規定ではないけど、テーブルでよく使う略語説明の際の", ; :"の使い分けも紹介。
リサーチクエスチョンを事前に意識すれば研究計画/結果解釈はこんなにも変わる
研究計画に際して、事前にリサーチクエスチョンを意識する意義とは?その方法と、その重要性を、①無駄な労力を避ける、②有意差が出なかった時の意義を理解する、という観点でまとめ。