前回の続き。出発当日にしなきゃいけないルーチンまとめ。
ちなみに、前回の「前日までにすべきこと、必要なもの編」はこちら。
空港に行く時間・場所
国際線のフライトの場合、だいたいフライトの2時間前には空港に着いてチェックインを、ギリギリだと1時間前に空港着だけど結構心配、と各航空会社がアナウンスしてます。
僕はだいたい3時間くらい前に着いて(はやっ!!)、チェックインして荷物を預けて、以下のことをパーッとやりながら、ちょっと買い物したり、空港ラウンジで仕事したりしてます。
国際線のある空港だと、ターミナルが複数あるので、どのターミナルから出発するかきちんと把握しておきましょう。
特に、自宅最寄りの駅からのリムジンバスで空港に向かう場合は、荷物の積み降ろしの関係でリムジンバスに乗る時点でどのターミナルで降りるか聞かれるので、事前に把握しましょう。
僕自身は昔、チャイナエアラインのフライトを予約していて、航空会社コードがCAだと思い込んでいて、CAの出発ターミナルに行ったら、CAはエアチャイナのコードで、チャイナエアラインのコードはCIで別ターミナル出発だと言われ、慌てたことがあります。
でもこれって詐欺でしょ?チャイナエアラインがCAだと思いますよね!?
航空会社コード表のリンクを貼っておきます。
フライトのチェックイン
最近は対人窓口でのチェックインではなく、機械を使った自動チェックインが増えましたね。
トランクなどの荷物を預けるのも機械だけでできるところが増えてきました。
機械でも対人でも基本的にはパスポートさえあれば、チェックインカウンターでチェックインし、搭乗券を発券可能です。
念の為、予約の際に支払いに使ったクレジットカードやEチケットなどの搭乗便に関するものを持参しましょう。
結構簡単で、時間短縮できるようになったなーと思う反面、海外の空港だと英語でよくわからない、と言うケースもあります。困った時は同伴の同僚や指導教官に助けを求めましょう。
僕は最近エコノミークラスがどうしてもしんどい時は、プレミアムエコノミーに当日アップグレードすることがあります。
エコノミー族にとって、ビジネスどころかプレミアムエコノミーですらかなり快適で、一度味わうとちょっと財布の紐が緩んでしまい、まずいです。
外貨両替
最近、海外でほとんどクレジットカードで決済するので、現金で外貨両替をしてもあまり使わず残ってしまうことが多いです。
その一方で、海外はチップ文化が多いので、チップ用に小額紙幣はある程度欲しいのも事実です。
昔は1週間の滞在で10万円くらいを外貨に両替して持って行ってましたが、最近は3-4万円くらいのことが増えましたが、知人に言わせると足りなくなりそうで不安じゃないか、と言われます。
ただ、僕の場合、クレジットカードの明細に購入履歴が残る方がありがたく、積極的にクレジット払いなので、3-4万/1週間でも外貨は結構残ります。
多少多めに両替しても、最後にお土産を買うところで帳尻合わせもできるので、その人の考え方次第でしょうね。
保安検査場を通過した後や、到着先の空港にも両替ができるところがあり、特に国によっては到着先の空港の方がレートが良いこともあります。この辺、地球の歩き方に書かれてることもあります。
ただ、いくつか両替する店を比べられる選択肢があるのは、保安検査場を通過する前かなと思います。店によって結構レート違いますよね。
レンタルwifi受け取り
せっかく事前予約したレンタルwifiを受け取らずに保安検査場を通過する人が意外といるそうです!
レンタルwifiは受け取ったらすぐにチェックしたくなる気持ちはわかりますが、現地に到着してから電源を入れるようにしましょう。
また、契約上、wifiの1日通信量の上限の関係で、スマホなどの通信を一部制限する設定をした方が無難です。
どんな制限をすべきかはレンタルwifiで受け取った物の中に説明書があるので、めんどくさがらずにきちんと読みましょう。
念の為、僕が普段使っているのはGlobal WiFiです。年々筐体も新しくなっていて、使いやすくなっていますね!
<script language=”javascript” src=”//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/smartphonebanner?sid=3479227&pid=886027974&position=inline”></script>
旅行保険の加入
国際空港のチェックインカウンター付近には、旅行保険のカウンターも多くあります。
海外では日本と異なり健康保険が使えないので、万が一の怪我や病気の際に病院に受診することになった場合、保険に入っておかないとちょっとした治療でもすごい金額を請求されることがあります!
クレジットカードにも保険がついていることがありますが、ものによっては残念ながらカバーしている範囲が狭いです。
安心のためにはここで当日加入できるので、加入しておいた方が良いでしょう。
空港ラウンジ利用
最近になり、空港ラウンジをよく利用するようになりました。
理由は、楽天プレミアムカードのメンバーになったからです。
楽天プレミアムカードのメンバーになったのは出張とは全く別の理由で、ポイント5倍なら自分の楽天利用率を考えればその分だけで年会費以上確実に返ってくるからなんですが、楽天プレミアムカードをもっていると、国内外の多くの空港ラウンジを無料で利用できる特典がついているのです。
利用してみると、ネットカフェみたいな感じでフリードリンクでゆっくり座って電源もwifiも確保されているので、出張前に仕事が捗るんですよね。「プライオリティパス」というのも無料で発行してもらえるため、プライオリティパス対応の海外空港ラウンジも利用することができます。
保安検査・出国審査
保安検査場はビジネスクラスなどのfastlane利用ができる人でない限り、結構時間がかかります。我々エコノミー族は国際線ならフライトの1時間前には保安検査場入り口に並びたいところです。
僕は手荷物にノートPC、iPad、スマートフォンが入っているので、これを毎回出さないと行けないのが辛いです・・・。最近、羽田空港は出さなくてもいいようになりましたね!
アメリカの保安検査場なんかだと、靴も脱がないといけないですね。
ところで、保安検査場でカバンの中身で結構足止めされている人がいるのですが、何が引っかかってるんでしょうね?僕は今の所経験がないです。
知人の経験で、学会発表の優秀賞としてトロフィーをもらい、それを手荷物に入れていたら、得体の知れない形のものが映ったから、とカバンの中身をチェックされていました。
活躍してる人は大変だなーと思いつつ、わざわざ預けるトランクに入れずに手荷物に入れて、機内でなんか使う予定だったの??と不思議に思ったなー。
搭乗・フライト中
フライト時刻の20-30分前から搭乗が始まります。
最初はビジネスクラスの人や介助を要する人、子供づれなどの優先搭乗なので、我々エコノミーの人間は黙ってしばらく待ちましょう。
パスポートと搭乗券の提示を求められます。一体何度提示するのやら・・・。
フライト中は映画を見たり本を読んだり仕事をしたり、と好きなように過ごしましょう。
前回紹介したように、僕はiPadで電子書籍を読むか、ノートPCで仕事をするか、地球の歩き方を読むか、アイマスクして寝るかしてます。
長時間のフライトでは、エコノミークラス症候群のリスクが高まるので、調子に乗ってワインをいっぱい飲まないようにし、逆に水分補給をしっかりしつつ、適宜下肢を中心に体を動かしましょう。
入国審査の言い訳(?)
現地に到着し、入国審査になります。
最近はパスポートを機械にかざしてコンピュータで色々答えてOKが出たらほぼそのままスルー、NGだと人が対応してくれる形になります。
入国審査では「なんのために来たのか」と尋ねられます。
ここで注意したいのは、絶対に “for business” と答えない、ということです。
学会は遊びや観光で来たわけじゃないし、どちらかというと仕事・・・という心理でこう答える人がいますが、businessと表現すると「なんらかの方法でお金を儲けるためにきた」と認識され、それ用のビザがないと入国できないため、しばらく足止めされることに・・・。
実際に知人がこれで1時間くらい足止めされてました。
無難に “sightseeing” と言うのが一番かと思いますが、これまた知人の経験で、「こんな街に1週間も1人で観光ってどう言うことやねん!?」と不審に思われしばらく足止めされる、と言うことがあったらしい。
ちなみに僕は素直に “to attend a medical conference” と言ってますが、今の所足止めされたことはないです。
そこからなぜか「なんの病気?」「そりゃ大事だね、はっはー」みたいな軽口のやりとりに繋がって、期せずして英会話の練習になったことも・・・(笑)
何れにしても、そんなに緊張せず、普通にしてたらすっと通してくれるので、安心しましょう。
それでは、国際学会行ってらっしゃい!