論文以前にそもそも人に伝える文章が書けるか?-1つのテーマを論じるための”導入/話題/まとめ”を意識した文章の分割と統合
画像生成AIでプレゼンスライドを彩る
プレゼンスライドのデザインをできるだけ自動化するために、日本語タイトルの作成以外は、翻訳アプリ、画像生成AI、パワポ(PowerPoint)のデザイナー機能を使ってみました。手間が少ない割にはいい出来になりました。
対話型の生成系AIでの論文検索:Perplexity ai vs Google Bard
流行りの対話型の生成系AI、せっかく便利なツールなので、論文検索に活用できないか、活用するのであればどのAIがいいか、Perplexity aiとGoogle Bardで比較してみました。
Perplexityで論文のIntroductionくらい書けちゃいそう
Perplexity.aiを使ってみたら、PubMedから論文を引用して回答してくれて、論文のIntroductionの骨子くらいなら簡単に作れてしまいそう・・・!
Macで一発でWordファイルをpdfにしてiPadに共有
「MacでWord文書をpdfに変換し、指定したiCloudフォルダに保存する」という一連の作業をWordファイルをドラッグ&ドロップだけで実行してくれるAutomatorアプリの作り方。自分が作成したWord文書を最後に推敲するときにiPad上でApple Pencilを使ってコメント入れたりを頻繁にする人向け。
自分用の論文テンプレートを作る/使う
論文を何本か書いていると、以前に論文を書いた時と同じことを書いているお決まりの部分が意外とあることに気づくと思います。面倒なので僕はこういうお決まりの文句を組み込んだWordテンプレートを用意しています。そんなテンプレートの中身の話。
論文のIntroductionをどう書くか?-基本となる作法を身に着ける
論文のIntroductionの内容や構成は基本的な型がある。それをしっかり意識できていると、それほど苦労せずにIntroductionを書くことができる。
論文管理ソフトZoteroを使い始めた
文献管理ソフトをMendeleyからZoteroに変えたら、快適でした。どんなところが快適だったかの紹介です。
著者資格Authorshipと著者貢献Contribution-ICMJEの推奨とCReDiT
論文にギフトオーサーといった悪習をなくすため、著者が論文にどのように貢献したか記載を求められるようになってきた。それにあたり、著者として満たすべき条件を知っておく必要がある。具体的に求められる著者資格とその論文での記載について、ICMJEの推奨とCRediTをふまえてまとめ。
対応のある検定を使うタイミングと種類-繰り返し測定とマッチング
対応のある検定を使うべきところで使っていない、と言う論文が時々見られます。その理由には、対応のある検定がどんな時に使われるべきか、変数の種類によって対応のある検定でもどの検定を用いるのかが知られていないことに起因するようです。そんな対応のある検定の使い所と種類のまとめ。
多変量回帰分析の前提条件-正しく回帰分析を使うための研究計画
学会発表や論文を見ていると回帰分析はよく用いられているが、正しく使われていないため結果がミスリーディングに繋がってしまっているケースがしばしば見られる。正しく回帰分析を行うためにチェックしておくべき点として、従属変数と回帰分析の種類の関係、説明変数と症例数の関係、投入すべき説明変数、と言う観点でまとめる。
論文以前にそもそも人に伝える文章が書けるか?-1つのテーマを論じるための”導入/話題/まとめ”を意識した文章の分割と統合
論文を書いていると、研究内容や結果ではなく、文章として読みにくいことが気になることが多い。長い文章に明確なテーマやアウトラインを決めず、なんとなく書き始めているせいと感じる。これを解消するために、最近は「テーマを決める」「まずアウトラインを決めて分割する」「分割した各要素を流れを切らずに統合する」ことを意識している。
ロジスティック回帰の方法と結果を英語論文で書く
観察研究で頻繁に用いられるロジスティック回帰分析を英語論文で説明する際にどのようにしているか、具体例を用いて紹介。
ロジスティック回帰分析でオッズ比が極端に大きく/小さくなった時の対処
ロジスティック回帰分析をした結果、オッズ比が10の10乗のオーダーなど極端に大きくなったことはないですか?統計解析で出てくる統計量の意味がよくわかっていないと、この意味のわからない大きなオッズ比に振り回されて訳が分からなくなります。その原因と対処法について、実際の論文での例も踏まえて紹介しています。
国際学会参加の準備:出発当日空港編
意外と国際学会への渡航当日のトラブル経験が多い。入国審査で"for business"と言ってしまったために足止めされた人、"for sightseeng"と無難に言ったのに足止めされた人、意外な手荷物検査での引っ掛かり、時間ギリギリの大学院生、など。国際線の飛行機を甘くみてはいけない!もう国際学会は始まっている!!
国際学会参加の準備-前日までにすべきこと、必要なもの編
国際学会に行く機会が増えてきて、事前に準備することや物がルーチンで決まってきたものの、時々忘れ物をしてしまうので、自分が忘れないためのチェックリスト的なもの。国際学会にいったことのない人の参考になれば幸いです。
学会発表スライドのデザインを統一せよ-学会で症例報告するときに気をつける3つのこと③
発表スライドを見やすく伝わりやすいものにするためのデザイン統一として、①色の使い方、②オブジェクトの大きさと整列機能を使った配置、③フォントの種類とサイズ、④パワーポイントのスライドマスターの活用、について紹介。
学会発表では論文のスタイルに引っ張られすぎるな-学会で症例報告するときに気をつける3つのこと②
前回の続き。若手の先生の学会発表の内容を見ていて、僕が繰り返し修正を求めた3つのこと。 学会で症例報告するときに気をつける3つのこと ・発表目的を明確にし、情報を取捨選択せよ(前回の投稿) ・論文のスタイルに引っ張られすぎるな(今回の投稿)...
学会発表目的を明確にし、情報を取捨選択せよ-学会で症例報告するときに気をつける3つのこと①
若手の先生の学会発表の予行をみていると、内容量が多くて時間を超過したり、何が言いたいのか伝わりにくかったり、話が行ったり来たりして混乱してしまうことがしばしばある。発表で提示する情報を取捨選択し、適切な順序に並べることを身につける必要があるが、そのためにはそもそも学会発表する目的を明確にする必要がある。
研究デザインをどう選ぶべきか-何でもかんでもRCTすれば良い訳じゃない
研究デザインによってエビデンスレベルは概ね決まり、そのトップは(単体の研究としては)ランダム化比較試験(RCT)になる。しかし、なんでもRCTをすれば良いわけでなく、状況によってはリサーチクエスチョンに合わせて適切な研究デザインを考える必要がある。エビデンスヒエラルキーから研究デザイン選択を考える。